家庭文庫をやっています。ぶんこにある絵本・児童書の紹介ブログです。
 
 
 
 
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「フランチェスコとフランチェスカ」
 
 
【2016/03/12 11:33】
 
 
三大カーニバルの一つ、ヴェネツィアカーニバルというのを、TVで見て、
この本を思い出しました。

「フランチェスコとフランチェスカ」 ベティーナさく・え わたなべしげお やく 福音館書店


こちらは、イタリア ミラノのカーニバルで、ヴェネツィアより一週間ほど遅く開催するそうです。

ヴェネツィアが復活祭の時期に行われのに対し、4世紀ミラノの司教が巡礼から帰ってくるのを待って
行われたからだそうで、そのころと変わらずこの時期に行われているのは歴史を感じます。

さて、カーニバルは、仮装や、仮面をして参加します。
これは、身分など関係なく参加できるということらしく、

この物語の少年フランチェスコも、靴を買うことができない、困窮した家庭でした。

でも、偶然知り合ったフランチェスカとの出会いにより、変わっていきます。

カーニバルの日、はめをはずして、大いに大騒ぎしている様子が楽しげに描かれていますが、

年恰好の似た少年に声を掛けられて、あっという間に、フランチェスコは、暗い地下室に閉じ込められてしまいます。

どうやって、助けられたかは、本をご覧くださいね、素敵なことが待っています。


物語の中で、カーニバルが行われる場所、ミラノの広場ですが、
カーニバルを調べてみたら、挿絵にある教会をみつけました。

milan-883761_640_convert_20160312111826.jpg

ミラノの大聖堂ドゥオーモ 500年かけて製作された ゴシック建築



この児童書は、現在出版されてますが、

限定出版なので、またいつか無くなるのかと思うと残念です。

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「絵本から児童書への移行期におすすめの本」
 
 
【2016/02/09 22:28】
 
 
絵本から児童書への移行期におすすめの本です
品切れの本が多いですが、図書館などで探してみてください
また、限定出版ですが、今なら手に入る本もあります





始めの一冊は定番、のこりは限定出版
エーミルシリーズの紹介文は、こちら→
エーミルと小さなイーダ→紹介文はこちら
エーミルのいたずら325番→紹介ページはこちら
エーミルのクリスマスパーティ→紹介文はこちら





こぎつねルーファスのぼうけん→紹介文はこちら


始めの一冊が定番、のこり2冊は限定出版


















限定出版


絶版













限定出版


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すえっこOちゃん
 
 
【2016/01/18 17:13】
 
 
すえっこOちゃんすえっこOちゃん
エディス ウンネルスタッド ルイス スロボドキン

フェリシモ 2003-01
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この本を大人になって初めて読んで、おもしろいと思い、

当時小学生低学年だった子どもに、読みましたら、とても楽しんでいました。

ぜひ、欲しいと思ったのですが、あいにく絶版でした。

すると、2003年にフェリシモから出版ということで、大いに喜んで買いました。

あれから、十何年また再び、絶版という憂き目に。


年長さんから小学校低学年、あるいは高学年でも十分楽しめる、楽しい児童書です。

スウェーデンというお国は違えど、楽しいというのは共通です。

そして、ルイス・スロボトキンの絵も軽やかで、物語にあっていてこちらも、愉快です。


そして、訳。石井桃子さんの訳はどの作品も素晴らしいのですが、

共訳の下村隆一さん、真摯に訳されたんだと推察します。

本のあとがきを読むとこの本を失くしてはいけないと、痛切に感じます。


ぜひ、復刊して欲しいです。そして、なくならないようにして欲しいです。





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猿の出てくる本
 
 
【2016/01/02 22:05】
 
 
2016年は、申年ですね。

ということで、猿の出てくる本を集めてみました。

最初に思い付くのが「ひとまねこざる」シリーズです。

新しいシリーズが出たり、アニメになったりと、うーん(゜-゜)な感じですがそれはまたにして、

シリーズものは、始まりをちゃんと読んで欲しいな、おもしろいから、ぜひ。

ひとまねこざるときいろいぼうし (大型絵本)ひとまねこざるときいろいぼうし (大型絵本)
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ひとまねこざる (大型絵本)ひとまねこざる (大型絵本)
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岩波書店 1983-09-26
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じてんしゃにのるひとまねこざる (大型絵本)じてんしゃにのるひとまねこざる (大型絵本)
H.A.レイ 光吉 夏弥

岩波書店 1983-09-26
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ろけっとこざる (大型絵本)ろけっとこざる (大型絵本)
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岩波書店 1984-03-12
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たこをあげるひとまねこざる (大型絵本)たこをあげるひとまねこざる (大型絵本)
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岩波書店 1984-03-12
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ひとまねこざるびょういんへいく (大型絵本)ひとまねこざるびょういんへいく (大型絵本)
マーガレット・レイ H.A.レイ

岩波書店 1984-03-12
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それから、とってもおすすめな絵本「さるのオズワルド」です

勇気をもって言った一言で、世界が一変した心強い一冊です

さるのオズワルドさるのオズワルド
エゴン マチーセン Egon Mathiesen

こぐま社 1998-02
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定番の昔話は、こちらがあります


かにむかし (岩波の子どもの本)かにむかし (岩波の子どもの本)
木下 順二 清水 崑

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海外でお猿さんと言えば、やっぱり「西遊記」ですね

西遊記〈上〉 (福音館文庫 古典童話)西遊記〈上〉 (福音館文庫 古典童話)
呉 承恩 瀬川 康男

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西遊記〈中〉 (福音館文庫 古典童話)西遊記〈中〉 (福音館文庫 古典童話)
呉 承恩 瀬川 康男

福音館書店 2004-01-20
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西遊記〈下〉 (福音館文庫 古典童話)西遊記〈下〉 (福音館文庫 古典童話)
呉 承恩 瀬川 康男

福音館書店 2004-01-20
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テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

 
 
 
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ベスコフの本
 
 
【2015/12/23 22:10】
 
 
ベスコフのあたたかい、絵と文章をお楽しみください
おすすめの本です

年少さん向け
ペレのあたらしいふく (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)ペレのあたらしいふく (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)
エルサ・ベスコフ

福音館書店 1976-02-03
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ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)
エルサ ベスコフ

福音館書店 1977-05-25
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年中向け
おりこうなアニカ (世界傑作絵本シリーズ・スウェーデンの絵本)おりこうなアニカ (世界傑作絵本シリーズ・スウェーデンの絵本)
エルサ ベスコフ

福音館書店 1985-05-30
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雪のおしろへいったウッレ (児童書)雪のおしろへいったウッレ (児童書)
エルサ ベスコフ Elsa Beskow

徳間書店 2014-02-14
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しりたがりやのちいさな魚のお話しりたがりやのちいさな魚のお話
エルサ・ベスコフ

徳間書店 2000-01-31
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年長さん向け
どんぐりぼうやのぼうけんどんぐりぼうやのぼうけん
エルサ・ベスコフ

童話館出版 1997-10-13
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もりのこびとたち (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)もりのこびとたち (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)
エルサ・ベスコフ

福音館書店 1981-05-20
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読み物 挿絵はベスコフではありませんが、
おもちゃ屋へいったトムテ (世界傑作童話シリーズ)おもちゃ屋へいったトムテ (世界傑作童話シリーズ)
エルサ ベスコフ ささめや ゆき

福音館書店 1998-10-20
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ホームページを作りました
 
 
【2015/12/23 21:42】
 
 
ホームページを作りました。

羊の本屋ホームページへ

絵本のことなど、掲載していく予定です。

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「ジャングル・ブック」
 
 
【2015/11/30 20:49】
 
 
ジャングル・ブック (岩波少年文庫)ジャングル・ブック (岩波少年文庫)
ラドヤード・キプリング 五十嵐 大介

岩波書店 2015-05-16
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以前、角川文庫版で西川孝次:訳を読んだことはあったのですが、

新訳が出たので、何年かぶりかに読みました。

おもしろい、そしてかっこいい。

きびきびとして、無駄のない文章。

オオカミに育てられた少年、モウグリの眼を通して、ジャングルの様子、
人間たちの様子(こちらはひどくばかげて見える)を見ます。

ヒグマのバルーから教わるたくさんの掟に、モウグリは飽き飽きしますが、
実際、猿に襲われ連れ去られたとき、この掟が大変役に立ちます。

そうやって、モウグリは、経験し、頼もしいぐらいに成長していきます。

大きくなって、自分をジャングルに追いやった因縁の虎シア・カーンとの
戦いに向かうのです。


ジャングルは、厳しい世界です、死と隣りあわせなので、
文章からも、その厳しさが伝わってきます。


掟がないのは、猿だけです。無秩序で、リーダーもなく、
ジャングルの嫌われものです。
ジャングルの動物も関わらないようにしています。
でも、猿は、注目してほしいのです、いつもその機会を狙っています。

そんな様子は、人間界にもある。

そして、物語の中で、猿よりも、ひどいのは人間でした。
本当に、同じ人間ながら、そういう行動をとってしまうのは仕方ないにしろ、
情けないです。

今回は、ジャングル・ブックの中でもモウグリが出てきたお話だけを集めたようですが、

話の時系列がバラバラなのが少し気になりました。

他のお話が入っていたら、気にならなかったのではないかなと、思いました。

他のお話もいいので、ぜひ、2冊目を出してほしいです。

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「ロバのシルベスターとまほうの小石」
 
 
【2015/08/06 11:18】
 
 
新版になって、さらに色が美しく、
物語が盛り上がります。
ロバのシルベスターとまほうの小石 (児童図書館・絵本の部屋)ロバのシルベスターとまほうの小石 (児童図書館・絵本の部屋)
ウィリアム スタイグ William Steig

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物語は、ロバのシルベスターが、まほうの小石を見つけたことから始まります。

その小石、手に持って願いを言うと、かなうのです。

うきうき、気分で家路を急ぐシルベスターの前に、腹をすかせたライオンが現れます。

焦ったシルベスター「岩になりたい」と願ってしまうのです。

そうして、再び小石を手に持つことができないシルベスター。

   もう、このあたりは、どうなることやらドキドキしてしまいます。

そして、いなくなったシルベスターを探す両親。
  その様子は、親として身につまされ、他人事(ロバ事)とは、思えなくなります。

どうやって、シルベスターが助かるのか?
   絵本で確認してみてください。

本当なら、色々なお願いをして、楽しい日々が待っていたのですが、
苦しい思いをしてしまいます。


でも、そのおかげで、世の中で何が一番大切なのかということがはっきりとわかります。



作家のスタイグは、擬人化した動物のお話が多く、
  それも、いつも窮地にたたされます。
         (狼に食べられそうになる豚とか・・。)

弱い者でも、知恵をしぼって、強いものを打ち負かすという
 勇気をもらえる絵本をたくさん出版されています。


~~~~~~
2006年に新版を出していたようで、今まで気がつかず、
でも気づいてしまうと、
気になって買ってしまったのですが、
いい絵本と思っていたのが、とってもいい絵本と改めて思いました。

違いの説明です~~

<追記>
紙質が大きく変わりました。
旧版では、ざらとしたツヤなしでしたが、新版は、てかてかしたツヤありです。

ツヤが出たため、遠くから見ると反射して見にくいという難点があります。

日本は湿気が多いので、最近はツヤありの絵本が多くなりました。

旧の味わいと、新の鮮やかさは、個人のお好みしだいという感じです。
<追記終わり>


大きく変わったのは、絵の色。新版は、すべてが原画に近いと思われるほど、
色がはっきりくっきり。原作者の思いが表現されています。

絵本のサイズ=旧:30.6 x 23.2  新:27.6 x 21.6 
  原書:ペーパーブック 26.9 x 20.3  ハードカバー28.1 x 21.8
  新:旧より、一回り小さくなり原書のサイズに近くなりました。

サイズが小さくなったので、全体的に引き締まった感じになっています。
例えば、P14・15の変な空間がなくなったり、
P18・19のダンカンさんご夫婦のぽつーんとした絵が、きゅっとなりました。

旧版
ロバのシルベスターとまほうのこいし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)ロバのシルベスターとまほうのこいし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
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評論社 1975-10-20
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原書 ペーパーバック版
Sylvester and the Magic Pebble (Aladdin Picture Books)Sylvester and the Magic Pebble (Aladdin Picture Books)
William Steig

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新版
ロバのシルベスターとまほうの小石 (児童図書館・絵本の部屋)ロバのシルベスターとまほうの小石 (児童図書館・絵本の部屋)
ウィリアム スタイグ William Steig

評論社 2006-03
売り上げランキング : 97454

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題字:原書と同じ赤字と黒字になりました。小石は、赤いですからね。
原書のようにかっこいい字になるとよかったですが、
日本語と英語と形が違うのでしょうがないですが・・・。

表紙=新:原書と同じになりました。旧:夕焼け空と題字がかぶっていました。

表紙裏=旧:グレー一色、新:小石と思われる絵がちりばめられて楽しげです。

紙質=旧:評論社の絵本によくある地の色が生成りで、手さわりのやさしい紙ですが、
日本の湿気でシミになりやすい欠点があります。
新:湿気に強い紙質ですが、
遠くから見るとてかりがあって見えずらいという欠点もあります。

文章=旧:漢字交じりの文章でしたが、新:でさらに漢字が多くなり、
文章の行数が少なくなり、文章が少し気にならなくなりました。
漢字には、ルビがふってあります。大人は漢字交じりの文章のほうが、
読みやすくて助かります。
子どもが自分で読めるようになるころ漢字もならっているので、ちょうどよいと思います。
ひらがなをたどたどしく読めるころに読むと、
お話のおもしろさが伝わらず楽しくないので、
大人が読んであげて欲しいです。

P7 シルベスターが家に帰るページ。旧:左を向いていますが、
新:右を向いています。
ページは右へ右へと進むので右を向いているほうが、自然です。

P10 岩になって、夜のページ。新:青の色が濃くなって夜空の星の輝きが増しました。

P14 夫婦がシルベスターの友達に聞いているページ。新:若草色がとてもきれいです。

P16 犬たちがシルベスターを探すページ。旧:全体がくすんだ色だったが、新:草も空も美しい色です。

P18 旧:文章が下にあったものが、新:上になって、絵に動きができました。

P20 新:紅葉の色もあざやかに。
P22 新:空の暗さが増し、雪の白さが目立つようになりました。
P24 旧:全体がぼんやりしていましたが、新:ぽっかり浮かんだ雲。新緑の黄緑がはっきりとして美しい。

シルベスターが岩になり、季節がめぐる数ページは、
とてもかなしい場面ですが、それを少しでも和らげるような美しい場面が続きます。


物語の中で、ちょっと残念なのが、シルベスターがロバに戻るシーンで、
どうやって戻るか説明している文章のページに、絵がすでにロバに戻っていること。
ここは、説明している途中でページを開くとロバに戻っている絵だと
喜びがもっと大きかったのになと、読むたびに思います。

最後のページ、すべてののぞみがかなって、
抱き合う親子の姿に幸せを感じ、満足して終わることができます。

長くて、細かい説明ですみませ~ん。
ここまで、読んでいただけて嬉しいです。

2011.6.26 初
2013.3.10 加筆
2015.8.4 加筆

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「鉄道きょうだい」
 
 
【2015/08/04 22:02】
 
 
鉄道と仲良しな兄弟のお話
鉄道きょうだい鉄道きょうだい
イーディス ネズビット E. Nesbit

教文館 2011-12
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作家のネズビットは、「砂の妖精」など魔法を題材にしたファンタジーが

多いのですが、この作品は、魔法は一切でてきません。

でも、出来事が魔法のようかな~。


物語は、突然お父さんがいなくなったところから始まります。

都会に住めなくなったので、お母さんと兄弟たちは、いなかに引っ越します。

慣れない場所で、唯一お父さんと繋がりを感じるのが鉄道でした。

そして、その鉄道をめぐって起こる様々な出来事を、兄弟が解決していくお話です。


読み終わって、暖かい気持ちになる作品です。



追記:文庫で、よく本を読んでいる女の子が、この本が好きと言ってました。
    あらためて、子どもの時に読んで欲しい本だなと感じました。


こちらも、おすすめです。

魔法が出てきますが、主人公の健気さに、心打たれます。
ディッキーの幸運ディッキーの幸運
E・ネズビット 井辻 朱美

東京創元社 2014-09-29
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魔法の王道、砂の妖精と言っても、美しい妖精ではありません、残念ながら。
砂の妖精 (福音館文庫 古典童話)砂の妖精 (福音館文庫 古典童話)
イーディス ネズビット H R ミラー

福音館書店 2002-06-20
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わくわくする冒険の物語です。
火の鳥と魔法のじゅうたん (岩波少年文庫 (2096))火の鳥と魔法のじゅうたん (岩波少年文庫 (2096))
イーディス ネズビット H.R.ミラー

岩波書店 1983-06-24
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2013.1.15 初

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「リフカの旅」
 
 
【2015/07/11 16:31】
 
 
リフカの旅リフカの旅
カレン・ヘス 伊藤 比呂美

理論社 2015-02-28
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主人公は、12歳、ユダヤ人の女の子リフカ。

作者の大叔母から聞いた話を元に書いた物語ということで、
創作だけではない、事実からくる迫力があります。

ロシア(ウクライナ)脱出するため、アメリカに移民することを決意したリフカの家族。

列車に乗ることから大変な思いをしながら、ポーランドへ。

やっと着いても、リフカだけは、問題があり家族と一緒に行けなくなります。


そこから、家族と離れ離れになったリフカのつらい日々が始まります。

でも、リフカは大変努力します、その時できる精一杯のことをやります。

その中でも、言葉の問題を、元からもっていた才能なのか、12歳という柔軟な頭のおかげか、
生活するのに、不自由しない語学を身につけます。

ポーランド、ベルギー、アメリカとそれぞれの言葉を習得します。

やっとの思いでアメリカに着いたものの、島で足止めにあいます。

そこにあったのは、「自由の女神」の像です。

自由と民主主義の象徴であるこの像を、移民たちはどういう思いで見つめていたのか、
大切な意味のある像だと初めて知りました。


実話であり、大叔母さんは、アメリカに住んでいるのだから、ちゃんとたどり着いたんだとわかっていても、
過酷な状況、度重なる不運に、本当に着けるのか読みながら、不安になります。

そんなリフカを支えていたのは、家族に会いたいという思い、プーシキンの詩の本、
そして、いとこへの手紙です。

原書の題名は、「リフカからの手紙」で、この手紙を書くことで、自分の置かれた状況を、
冷静に判断し、言葉を発することで内側に溜め込まず、読み返して、勇気をもらっていたのだと思います。

時代で、状況は変わりますが、同じ12歳の子たちがこれを読んでどう思うのか、

ぜひ、同世代の時に、読んでみて欲しい本です。


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