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家庭文庫をやっています。ぶんこにある絵本・児童書の紹介ブログです。
 
 
 
 
「デイヴィット・コパフィールド 1」
 
 
【2009/10/28 10:32】
 
 
ゆっくりと、本人になった気持ちで、味わってみてください。
デイヴィッド・コパフィールド〈1〉 (岩波文庫)デイヴィッド・コパフィールド〈1〉 (岩波文庫)
チャールズ ディケンズ 石塚 裕子

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始まりは、デイヴィットが生まれるところからです。

どうやら、後々に母親から何度も聞かされたらしく、

それぐらいインパクトのある誕生なのです。

そこには、大伯母さんという方が出てくるのですが、

強烈な印象だけ残して、さっさと去っていきます。

この一巻には、今後重要となる人物がたくさん登場します。

しかし、つらく苦しい場面も多く、なかなか読み進みにくいですが、

2巻に続く明るい展開のためにも、必要なようです。

読んでいると、子どもは、自分の状況を変えることができず、

ひたすら耐え、順応していくことしかできないものなのだと痛感します。

作家の自伝的小説ということで、どこも描写がとても細かく、

その当時の家の様子や、人々のことがよくわかります。

5巻までありますが、とても読みがいがあります。

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「レ・ミゼラブル」
 
 
【2009/03/05 10:00】
 
 
大人になる前に読んで欲しい物語です。

レ・ミゼラブル〈上〉 (古典童話シリーズ)レ・ミゼラブル〈上〉 (古典童話シリーズ)
Victor Hugo 清水 正和

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「ああ、無情」として、有名な作品です。

翻訳されている数が、多くてびっくりですが、

児童書として、読みやすいのはこの福音館書店のものだと思います。

物語は、子どものためにとパンを盗み獄中へ、

過酷な牢獄に何度か脱走し、その度に刑期が延びて、19年。

出獄してからも、徒刑囚としてひどい扱いを受けて、

すさんでしまうジャンバルジャン。

そんな彼が、ある神父に出会い運命が変わっていきます。


登場人物それぞれを丁寧に描きとても共感を受けます。

二百年前の物語とはいえ、現代に通じる考え深い言葉がたくさんあり、

読むたびに深い感動を受けます。


長そうだなあ、と最初は思ったものの、

読み始めると先が気になってどんどん読みたくなりますよ。
レ・ミゼラブル〈下〉 (古典童話シリーズ)レ・ミゼラブル〈下〉 (古典童話シリーズ)
Victor Hugo 清水 正和

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「まだらのひも」
 
 
【2009/02/08 17:34】
 
 
探偵小説の古典、
   原点とも言える作品です。
シャーロック・ホウムズまだらのひも (岩波少年文庫 (521))シャーロック・ホウムズまだらのひも (岩波少年文庫 (521))
コナン・ドイル 林 克己

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探偵小説は、今まであまり読んだことがなかったのですが、

    読みやすくて、面白かったです。

       世界で、一番有名な探偵ではないでしょうか。

 シャーロック・ホウムズは、

   世間で言われているとおりのイメージでした。

自分の気になった不思議な事件しか興味がないという、

 まさに、物語にするのにぴったりの探偵です。

最初の事件は、「赤毛連盟」

  ある赤毛の男が、赤毛連盟に選ばれ

簡単な仕事なのに、大金をもらえるというのです、

  ところが、8週間後に突然、赤毛連盟は解散するのです。

    なんだか、裏がありそうな、事件です。

次は、「口のまがった男」の話。

  突然姿を消した夫を探して欲しい婦人の事件。

   確かに主人がいた部屋には、口のまがった男しかいない、なぜ?

そして、「まだらのひも」

  不思議で、とても衝撃的な事件です。

どの事件も、ホウムズの細かい洞察力で難事件を解決していきます。

たとえば、ひとつの帽子を見て、持ち主の性格から生活環境まで、

   ことごとく当てていくのです。

     その一つ一つに納得させられるのですから、まいります。

どの事件も、個性的で不思議なものばかりです。

  ぜひ、読んでみてください。

    中学生ぐらいから読まれるのに、ちょうどよいです。

シャーロックホームズの話は、ドラマなどにもよく取り上げられるので、

知っていると、ドラマをより楽しめます。

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「積みすぎた箱舟」
 
 
【2009/01/09 09:58】
 
 
ノアがカメルーンで見つけた動物を乗せたら、
きっと積みすぎになるだろうね。
積みすぎた箱舟 (福音館文庫 ノンフィクション)積みすぎた箱舟 (福音館文庫 ノンフィクション)
ジェラルド・ダレル セイバイン・バウアー

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カメルーンに、野生動物採集に出かけた青年の記録です。

1950年代まだまだ自然保護が理解されない時代、

作者のジェラルド・ダレルは、動物園のための動物採取へ出かけます。

ジャングルですので、それはもう生きたこちちのしない危険な旅を
想像しがちですが、
「一日20回も危険にさらされる旅などないし・・」本人談

ある程度の危険は覚悟のうえらしいですが、
それにしても、毒へびだろうと、獰猛な動物だろうと、もろともせず、
(友人のジョンは、いやがっていましたが)
果敢に、アタックする心意気は、すごいです。

最初のうちは、現地のハンターと出かけ自分で捕まえたりしていましたが、
だんだん、捕まえた動物の世話(食事や小屋のそうじ)に忙しくなります。

地元で、動物を買い取ってくれる外国人がいるらしいという話で、
どんどん動物を持ってくる人がやってきます。

一日のほとんどが動物たちの世話なのですが、
そんな中でも、動物たちとの出会い、現地の人や友人とのやり取りなど、
ユーモアをまじえ、淡々と語っています。

動物との出会いは、本人が一番熱望していることで、
読んでいてもわくわくするシーンです。
文章を読んでいったいどんな動物なんだろうと想像します。
カメルーンの動物は、日ごろ目にしない動物が多いので、挿絵がとても役に立ちます。

その中でも、作者が一番欲しかった動物。
”アンワンティボ”
写真が見てみたいとネットで探してたら、
~ジェラルド・ダレルの世界~というサイトに、
雑記 その14の、こちらをクリックすると
たくさんの写真とリンクしています。かわいいです。

そのほかにも、魅力的なヒヒの話や、人間的なチンパンジーの話などがあります。

その後、作者は、絶滅危惧種の繁殖に力をそそぐようになります。

ほかに類をみない、魅力的な本です。



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「ホメーロスのイーリアス物語」
 
 
【2007/04/17 09:13】
 
 
トロイアの戦いと、アキレウスの怒りとは何か
ホメーロスのイーリアス物語
ホメーロス〔原作〕 / バーバラ・レオニ・ピカード作 / 高杉 一郎訳
岩波書店 (1985)
通常1-3週間以内に発送します。

たくさんに人物が出てくるので、読むのにちょっとためらっていたけれど、
それも、読んでいるうちに、気にならないくらい夢中になって読みました。

ギリシャの神々が存在していた時代。

トロイアとギリシャの戦いは、なぜ始まったのか。

 それは、ギリシャの神々と深い関わりがありました。

戦いに強いアキレウスがなぜ、戦いに参加しなかったか。

 それが、友人の死によって、復讐の鬼となってしまう・・。


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