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「ゆびぬきの夏」 | ||||||
【2013/02/21 11:41】 | ||||||
絶版になっていた本が、新訳で復刊しました。 アメリカの農場に暮らす少女の楽しいお話です。 「指ぬきの夏」 エリザベス・エンライト作/絵 岩波少年文庫
ガーネットは、ある日、川で、銀の指ぬきをみつけます。 その日から、いろいろなことがおこります。 それも、いいことばかりなのです。 指ぬきは、いいことがあるしるしなのです。 ガーネットになって、のびのびと読める本です。 小学校5・6年生におすすめです。 同年齢が気になる世代なので。 そして、夏に読むのがおすすめです。 同じ作者の本で、「土曜日はお楽しみ」という本があります。 紹介文は、こちら→
以前は、ベネッセから「ゆびぬきの夏」という題で、出版されてましたが、 絶版になり、もう手に入らないかと思われていましたが、 岩波少年文庫から、新訳で「指ぬきの夏」として発売されました。 とても、うれしいことです。 訳を読み比べてみたのですが、 それぞれ訳者の個性が出ていて、両方いいです。 新訳のほうが、言葉をよりやさしく表現している感じがします。 ここからは、一般の翻訳本に対しての感想です。 文章がやさしいというのは、子供向けにということで そのことがいい場合もあり、悪い場合ありです。 最近の児童書にはありがちな、 よりわかりやすく、より簡単にという風潮でしょうか。 むずかしい言葉を使うと、子どもたちが読まないと思うのでしょうか。 味わいや、深さは、多少意味がわからなくても伝わるのではないでしょうか。 代える必要のない訳は、代えずにできないのかな。 出版社の垣根を越えて、いい訳は残していく方向でできないものかと、 今まで見てきた絵本や、児童書の中で、そう感じたものがありました。 誰のための本なのか、その行いは、誠意あるものなのか。 売るためのの発想から、質の良い本を子どもたちに届ける体制へ。 良い絵本を残していく使命を果たして欲しいものです。 2011.8.21の記事に加筆
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