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家庭文庫をやっています。ぶんこにある絵本・児童書の紹介ブログです。
 
 
 
 
「鬼のうで」
 
 
【2011/02/18 20:39】
 
 
「鬼のうで」復刊しました!

また、いつ無くなるかわからないので、
気になった方は、購入をおすすめします!

以下、2007・11・1の記事です。少し訂正してます。

6年生に読み聞かせした絵本です。
(5年生でも読みましたが、しんとして聞き入っていました)
どんよりと、雨がふりそうで、ふらない天気。
こんな日に、読むと雰囲気が出ます。
鬼のうで鬼のうで
赤羽 末吉

偕成社 1976-01
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現在、絶版なのがなんとも、もったいないのですが、
一度は、耳にしたことがあるではないでしょうか?
羅生門で、鬼が捕られた腕を、取り返しにやって来るというお話です。

源頼光(みなもとのらいこう)が酒呑童子を退治に行きます。
ところが、その中の一匹の鬼を取り逃がしてしまいます。

その鬼が、羅生門で女をさらう、その数、百人。
そこで、頼光の家来で、一番強い渡辺綱が鬼退治へ。

羅生門では、なまぬるい風と、ぽつーんと降って、止む雨。
鬼のお出ましかと、身構えるも、待ても待っても出て来ない。
怖気づいたかと、ばかりにからからと、笑う綱。

油断した綱に襲い掛かる鬼、
この場面は、画面いっぱいの鬼の姿が、圧巻です。

しかし綱は、なんとか鬼の腕を切り落とし、持ち帰ろうとするのですが、
このときは、失敗します。
そのあと、頼光が病気になり、鬼のたたりといわれます。
そこで、再び、鬼退治へと出掛けます。

今度は鬼のうでを切り、持ち帰ります。
鬼は、腕を取り返そうと策略を練ります。

人間と鬼との戦いの結末は、いかに。


鬼との知恵比べや、化かしあいなど、おもしろい展開があります。

絵と文は、「スーホーの白い馬」「大工と鬼六」などで有名な、
赤羽末吉です。
鬼六と同じく昔話の絵は、迫力があります。

怖いお話かと思えば、小首をかしげて悩む鬼の姿など、
どこかユーモラスです。

どばっと血をふいた。など生々しい表現もありますが、
鬼を退治するのですから、すっきりとした言葉は、必要です。
三匹のこぶたが、敵の狼と仲良くするお話など、
後味が悪く、いつまでも、引きづるではないですか。(おちおち眠れない)

悪は、悪。すっきり倒さなくては!

テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

 
 
 
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