今日、6年生に読み聞かせした絵本です。
どんよりと、雨がふりそうで、ふらない天気。
こんな日に、読むと雰囲気が出るのでは。
現在、絶版なのがなんとも、もったいないのですが、
一度は、耳にしたことがあるでは?
鬼が捕られた腕を、取り返しにやって来るというお話です。
源頼光(みなもとのらいこう)が酒呑童子をたいじに行って、
その中の一匹の鬼を取り逃がしてしまいます。
その鬼が、羅生門で女をさらう、その数、百人。
そこで、頼光の家来で、一番強い渡辺綱が鬼退治へ。
羅生門では、なまぬるい風と、ぽつーんと降って、止む雨。
鬼のお出ましかと、身構えるも、待ても待っても出て来ない。
怖気づいたかと、ばかりにからからと、笑う綱。
しかし、次のページには
画面いっぱいの鬼の姿。 圧巻です。
そうして、なんとか鬼の腕を切り落とし、持ち帰ろうとするのですが、
このときは、失敗します。
そのあと、頼光が病気になり、鬼のたたりといわれます。
そこで、再び、鬼退治へと出掛けます。
鬼との知恵比べや、化かしあいなど、おもしろい展開があります。
絵と文は、「スーホーの白い馬」「大工と鬼六」などで有名な、
赤羽末吉です。
鬼六と同じく昔話などの絵は、迫力があります。
怖いお話かと思えば、小首をかしげて悩む鬼の姿など、
どこかユーモラスです。
どばっと血をふいた。など生々しい表現もありますが、
鬼を退治するのですから、すっきりとした言葉は、必要です。
三匹のこぶたが、敵の狼と仲良くするお話など、
後味が悪く、いつまでも、引きづるではないですか。
悪は、悪。すっきり倒さなくては!