くんちゃんの姿は、子どもそのものなのですが、
なかでも、一番あらわしているのでは、と思います。
朝起きて、なんにもすることないや、という”くんちゃん”。
お母さんの手伝いなどしますが、「次なにしたらいい?」というくんちゃんに、
お母さんは、外へ行って、自分で何かすることをみつけなさい。といわれます。
そこで、外へ出たくんちゃん。
それでも、なんにもすることないや、と思いますが、
小石をけってから、次は、まつかさ・・と次々に何かをみつけ、
気がつけば、夢中になって何かをし始めるくんちゃん。
その自然な姿は、まさに、子どもそのもの。
見ているほうも、くんちゃんといっしょになって遊びに夢中になってしまいます。
このシリーズは、よくある大人の視点から見た子どもの姿ではなく、
子どもの視点から見た、子どもの姿をよくあらわしている絵本です。
特別な出来事や、奇想天外なことが起こるわけでなく、
ごく普通の日常を、絵本にしたものですが、
子どもたちは、くんちゃんに共感し、くんちゃんになって絵本を楽しめるのです。
絵本にとって大切なのは、主人公になれるか、共感できるかで、
絵本を好きになるか、ならないかが決まります。
ぜひ、子どもたちに読んで欲しい絵本です。
くんちゃんシリーズは、こちらもあります
→「くんちゃんとふゆのパーティー」